携帯 通信アンテナ 被災地 復旧作業1 東北へ

彼は、キャリア(携帯会社)の社員ではない。あるキャリアの基地局のアンテナを製造し設置しメンテナンスをする会社側だ。

東北関東大震災、東日本大震災で被災した携帯 通信 アンテナ復旧作業の第1陣に選ばれた理由を彼は言わなかったが、がっしりしたマッチョ系。トレーニングジムにも通うタイプだったからじゃないかと、オレは勝手に思っている。

奥さんに下着と暖かい服を用意させ、会社にいく。機材を積んだ車は、緊急車両の扱いで、ガラガラの東北自動車道を140K/hで走る。途中、熊本ナンバーなど遠隔の消防車の隊列を、何度か追い越す。
緊急自動車である消防車を抜いていいのか?と思いつつ、自分達も緊急車両か・・と、先を急ぐ。
緊張が高まっていく。
オービスポイントも速度を落とさなかったが、光らなかった。

西那須野、黒磯あたりまで、道路はまったく問題はない。が、那須を過ぎると、少し怖くなる。140K/h でのクルーズは無理で、それでも80K/hでは走れたとのことだ。
異常に空いているため、仙台まで4時間で到着した。

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